このたび理事会の皆様にご承認いただき代表理事を務めさせていただくことになりました。
　近年の細胞診断を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。とりわけHPV単独検診の子宮頸癌検診への導入は、細胞診断のあり方そのものの変化をもたらすと思われます。また、細胞診断へのAIによる画像解析も加速すると思われます。これらの問題は北海道細胞学会の活動により解決されるものではありませんが、学会として環境の変化を取り入れ適応してゆくため知恵を出し合う必要がある考えております。
　また、コロナ禍のなかでの対面での研修会がなかなか出来ず会としての活動が滞り、これまで培ってきた人的つながりや学会や研修会開催のノウハウの伝承が希薄になってしまうことが懸念されます。本年度もコロナは続く可能性が高いですが、今後に繋がるためになるべく学会としての活動を再開し会を盛り上げてゆけるよう努力してゆく所存です。
　どうぞご協力よろしくお願いします。